孤宿の人

宮部みゆきの「孤宿の人」上下巻を読みました。
上巻は難しくて、なかなか進まなかった。視点がころころと変わることと、時代小説ならではの役職などが私の頭の中でこんがらがっていた。
でも江戸ではない、他の町の江戸時代の話なんて読んだことがなかったので、興味深くもあった。
下巻になると、比較的すいすいと読め、ラストに向かって一気に読んだ。
いろんな人の温かさ、心の中の鬼と闇が丁寧に描かれ、切なくなった。
特に最後、私にとっては哀しい結末と言わざるを得ないけど、充実した読書タイムになりました。