2005-10-19 孤宿の人 読書 宮部みゆきの「孤宿の人」上下巻を読みました。 上巻は難しくて、なかなか進まなかった。視点がころころと変わることと、時代小説ならではの役職などが私の頭の中でこんがらがっていた。 でも江戸ではない、他の町の江戸時代の話なんて読んだことがなかったので、興味深くもあった。 下巻になると、比較的すいすいと読め、ラストに向かって一気に読んだ。 いろんな人の温かさ、心の中の鬼と闇が丁寧に描かれ、切なくなった。 特に最後、私にとっては哀しい結末と言わざるを得ないけど、充実した読書タイムになりました。