寝ても覚めても白夜行

昨夜から、ずーっと楽しみにしていたドラマ「白夜行」が始まった。
原作の大ファンで、年末に夫婦で読み返したから、二人で、あぁ、こういう設定になっているんだね、とか、ここは違うね、ここは一緒だね、と話しながら2時間、引き込まれて見た。
亮司役の男の子、私の中ではもっと細い、神経質っぽい子のイメージだったけど、オトナになってからが山田君だから彼くらいでいいのかもしれない。
原作の中では、二人のシーンというのは無いと言ってもいい。そして二人の気持ちが語られることは無い。だから、二人の関係や、二人の間にあったやりとり、そのときの気持ちはすべて読者の想像の中だった。
それがやはり読書の醍醐味でもあったと思う。
でもコレはドラマだから、説明がとても丁寧というか、第一話、とても丁寧に作られていると思った。
もちろん私の想像していたこととは違うことが結構あった。
お父さんを殺してしまった後、亮司のほうがしゃきっとして、雪穂を逃がしたんじゃないかって思っていたし…。
でもそのずれは、決して不愉快なものではなく、ドラマとしてとても楽しめる(内容は重いけど)つくりになっていたと思う。
原作を読んでいない人は、ドラマの中で語られるそういうイメージだけで、亮司と雪穂が出来上がってしまうのかぁと思うと少し寂しい気もするし、ぜひ原作を読んでからドラマを見てって言いたいけど、最後を知ってしまった状態では原作の面白さも半減すると思うし…。
やっぱりドラマと本というのは全くの別物として楽しまなくちゃね。
白夜行、ストーリーは全部知っていても、来週からもとってもとっても楽しみです。
と、まぁ白夜行にどっぷりはまったまま寝たら、夢にも二人が出てきました。