放課後-東野圭吾-

東野圭吾さんの「放課後」を読んだ。東野圭吾さんは結構好きで、図書館で見かけるたびに借りてくる。放課後はかなり初期の作品で1985年に江戸川乱歩賞を受賞した作品らしい。その頃、全然知らなかったな。(11歳、当然?)
で、読み終わるまでそんなに前の作品だなんて知らなかったけど、古さを感じなかった。放課後というタイトルの通り、舞台は女子高で、そこで先生が殺されるわけですが、出てくる女子高生の雰囲気が全然古臭くない!私が女子高生だった時より前のはずなのに…。イキイキとした雰囲気が伝わってくる。もちろん今の女子高生は全然知らないし今の雰囲気も判らないけど、しゃべり方や行動なんかは多少変わっても、恋愛の度合いが進んでも、高校生時代のキラキラした感じとかは変わらないのかもな…って思った。
ミステリーとしての謎解きも、学園ものとしてのストーリーも、とてもいい一冊でした。
放課後 ( 著者: 東野圭吾 | 出版社: 講談社 )