手術

13時からの手術で、12:30頃いよいよ手術室へ移動。元気だし、歩けるんだけど、病室のベッドに寝たまま運ばれる。同室の人は、きょろきょろしていて酔ってしまった!なんて話してくださったので、あまりよそ見しないよう気をつけた。
手術室の入り口で、夫・両親とお別れ。頑張ってくるね〜なんて手を振りながら前室のようなところへ入りました。(眼鏡してないので、よく見えなかった…)
前室で手術室ナースさんと対面し、挨拶。
ベッドが横につけられ、こちらへ移動してください。と言われる。起き上がってベッドを乗り換える。そしてまた横になり手術室へ。
手術台らしきものに横付けされ、もう一度移動。うーん、病室から歩いてきたほうが楽だよ〜なんて思いつつ、また乗り換え、横になる。
手術着は前身頃と後ろ身頃がスナップで外れるようになっていて、前身ごろを外される。


なんだか寒いよー。とっても冷房が効いているみたいだし、私はほぼ裸のような格好だし。寒い寒い。そればっかり考えていた。
そして麻酔科医から挨拶。主治医(執刀医)もいたかな?忘れました。
横向きになり、エビのように背中を丸めます。
「ちょっとふわっとするお薬を点滴に入れます」と言われ、その通り。本当にふわっとした。なんかすっごく気持ちよくて、お酒に酔ってふーわふわ♪って感じ。楽しい気分になりかけた頃、硬膜外麻酔を入れるための局所麻酔を背中に打たれる。ちくっとした痛み。そしてそのあと何かを入れているうっすらとした感触。このあたりから記憶が薄れ、気付いたときは名前を呼ばれて、手術が終わったあとでした。
よく憶えていないけど、「わかりますか?」とか「足の指動きますか?」とかいろいろ聞かれ、それに答えて言われるとおりにするうちにまた寝た。
手術前の説明では呼びかけて答えられたら喉に入れているチューブを抜きますと言われていたので、きっとその後チューブを抜いてもらえたのでしょう。
気付くと病室で、夫がのぞきこんでいた。酸素マスクしてるし、口は渇いているし、うまく話せないんだけど、目が覚めた瞬間から私が思ったことはただ一つ!
「トイレに行きたい、すっごく行きたい!!!」
今すぐにトイレに行きたいお腹の痛みがすごくて、看護師さんに訴える。手術中からか術後からかは知らないけど、私の身体には尿管が入っていて、尿はすべて自動的に出されているので、尿意を感じるのはおかしいらしい。
でもとにかく行きたい。もう耐えられない。来る看護師さん、来る看護師さんに訴える。そのたびに「普段入れていないものを入れているから違和感があるんですよ」と言われ、そんなもんじゃないと訴え、尿管を少し動かして角度を変えたりしてもらう。
一応尿は出ているらしく、少したまっていると言う。
でも本当に耐えられなくなり、来た人に訴えるだけでは、「少し尿管なおしましょうね、で、しばらく様子を見ましょうね」の繰り返しなので、ついにナースコールして訴えた。
その結果ようやく、尿管を入れなおしましょう。ということになった。
ドクターが来て尿管を入れなおしてくれる。抜くときの変な感じ。そして何より恥ずかしい入れるとき。あそこを片方の指でぐわっと開いて、もう片方の手でぐいっと入れていく。尿管を入れるのは痛いと何かで読んだけど、まだ傷への麻酔が効いているせいか、とにかく痛みも恥ずかしさもまったく感じず、尿管の入れなおし完了。
その後30分くらいはまだ行きたい感があったけど、徐々に消失し、そのあとはまったく尿意を感じなかった。やっぱり角度とか悪かったんじゃないかな?